2014年11月2日日曜日

赤城山 〜日本百名山#5〜

2014年10月
1年ぶりの百名山は、これ以上ない好天に恵まれた。マイ・ガール(娘)は、自慢の晴れ女だと改めて思う。さて、5つめの頂は、赤城山。関越道から何度かその姿を見てはいただけど、登ったことも、その麓へ行ったこともない。いろいろ初めての赤城山となった。

山頂付近の紅葉は終わったけど、裾の方は今はピーク。できるだけ混雑をさけるために、家を6時に出た。関越の高坂で少し渋滞があったものの、道路は至って順調であった。赤城山の上毛三山パノラマ街道をどんどん登ると、朝陽にきらめく紅葉が実に美しかった。脇見運転ぎりぎりに紅葉を楽しみながら、パノラマ街道を峠まで登ると視界がいっきに開け、白樺牧場に到着。天界に来た分になり、テンションも一気に上がった。



気持ちが高ぶったところで、大沼へ向かい、登山口に近い赤城山神社に駐車。準備ができたら、今日一日の無事を祈願するために神社へ。



お参りが終わったあとは、黒檜山登山口から登り始めた。いきなりの急登だが、6歳になる娘は早くも成長を見せてくれた。自分の慎重ぐらいの岩をはうようにして、どんどん登っていった。祖母に買ってもらった、モンベルの登山靴「GORE-TEX タイオガブーツ」も足にフィットして石がゴロゴロしている登山道も難なく進んでいった。とはいえ、登る速度は大人の倍。30分ぐらいで視界が開け、眼下に大沼、そして地蔵岳が見えた。




結構、登った感じがしたので、頂上も案外近いと思ったが、ここからが大変。大きな岩がゴロゴロする急登は、稜線までずっと続くのであった。秋の行楽シーズンの休日であることと、百名山であるため登山客も多く、道を譲るたびに休憩するから時間だけが進んでいった。登りはじめてから2時間半、娘の集中力も切れ始めた頃、さらに視界がひらけ、遠く上州の山々がもやの中から浮かび上がってきた。







クマ笹も出てきて、稜線に近づいたときには、さすがの娘も疲れたと言い出した。だが、頂きは確実に近づいてきて、後ろのベテラン登山愛好家のやさしい励ましも後押しして、無事に山頂に着いた。ちょうど12時ぐらいであった。感動かと思いきや、あまりに多い登山客に人ごみが苦手な我が家は閉口し、記念写真を撮って、お昼を食べることに。お腹を満たした後は、山頂の近くの展望台へいき、大パノラマを満喫した。






浅間山、谷川岳、武尊山、いつか制覇する山々に挨拶したあとは、そのまま下山・・・のつもりでしたが、あの急登を下るのは危険と判断し、若干時間が気になったが、緩い駒ヶ岳経由の下りルートを選んだ。黒檜山登山口からのルートと異なり、こちらは整備され階段などはあり、下りに弱い自分の膝にも優しい。しかし、初の縦走となる家内と娘は不安を隠せない。だが、いざ進んでみると下りであることと、道が整備されているので、速度は十分にあり、1時間後には駒ヶ岳に到着。茨城、栃木方面を眺めながら休憩。






引き続き、整備された階段をどんどんくだり、駒ヶ岳登山口についたのは3時半。6時間を縦走を完覇娘を、下で待っていた多くの登山愛好家が拍手で迎えてくれた。これには、私も思わずグッときてしまった。あぁ、登山っていいなぁ。記念バッチを買い、娘にはご褒美として温泉へ連れっていき、夜は「ささや」さんの美味しい田舎風煮込みうどんをいただく一路東京へ。






すばらしい好天に恵まれた、赤城山。すべてが予定どおりに終わり、今年の百名山登山は幕を閉じる。かなりの亀ペースだが、残り95座となった。続く。